プロフィール
1978年 |
山形市生まれ |
2001年 |
東北芸術工科大学卒業制作展・優秀賞 |
2005年 |
第101回太平洋展入選 |
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第4回新風舎文庫大賞ポストカードブック部門・優秀賞 |
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日本現代作家ドイツ展 入選 |
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(共催は国際美術審議会、CEPAL(欧州芸術振興協会)、 |
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ドイツ・ロシェイアム・セー市) |
2006年 |
第102回太平洋展 入選 |
2007年 |
第11回越後湯沢全国童画展・奨励賞(新潟県) |
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第103回太平洋展入選・椿悦至賞・会友推挙「ろうそく村」 |
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日本現代作家フランス展 コート・ダジュール賞 |
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(共催は国際美術審議会、イーグル・ド・ニース) |
2010年 |
損保ジャパン美術財団奨励展出品 |
2013年 |
スペイン バルセロナ国際サロン 金賞受賞 |
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日本美術家連盟会員 |
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全国にて個展多数 |
ご来場をいただいた方への挨拶とお礼
「多田知史のアートラボラトリィ」へようこそ。
初めての方、初めまして。画家の多田知史(たださとし)です。どうぞ、よろしく。また来てくださった方、またお会いできまして嬉しいです。
ぼくのことや、描いている絵のことを少しお話しします。
ぼくが絵を描き始めたのは小学校の頃からです。その頃は落書き程度ですが、よく描いていました。
授業中などにも。もっと描くようになったのは中学に上がってからです。中学校、行かない時期がありまして、
そんな日でも「何かやった証し」みたいな感じもあったのだと思います。ただ、暗い絵が多かったように覚えています。悩んでいることが多かったからでしょう。
その後、大学へ進み、グラフィックデザインを学ぶのですが、コンピュータでの課題制作で直線じゃない微妙な線を引きたくなり、
あらためて絵を描くようになりました。そんなことをやっている中で、ぼくはまた悩むことが多くなってきたのでした。
中学の頃の問題がうまく解決できないままやってきたからだと思います。ですから、ぼくの絵の始まりは悩みと向き合うことと、とても近い中でのことだったのです。
絵を描いていれば、作品が増えていきます。すると、それらを誰かに観てもらいたくなります。ぼくは学外で展示することにしました。
ぼくの想像以上に作品を気に入ってくださる方々がおりまして、観ている表情や感想を伺いながら、ぼくの中で何かが少しずつ変わっていきました。
「もしかしたら、絵で人のためになれるかもしれない」そんなふうに、少しずつ思うようになったのです。
ある時、ぼくは自分が学校に行かなかった時のことを母と話していました。その頃、母は明日が来るのが怖かった、そんなことを言いました。
ぼくはとても申し訳なく思うと同時に、そんなことはこの世にあってほしくないなと感じたのです。
もし、家がもっと穏やかだったら、暖かだったら、母にそこまでかなしい思いをさせずともよかったかもしれません。
ですから、ぼくは穏やかで暖かな絵をできるだけ、たくさん描きたいのです。
ぼくの絵は日常の身近なものからヒントをもらっています。
たとえば、鳥の啼く近所の林、猫が通る庭の様子、器が並ぶ家の中のテーブルの上などです。季節によって変わる空や空気も素敵ですね。
使用している絵具について
アクリリック(Acrylic)
アクリリック(アクリル絵具)を使用して制作しています。
水(湿気による剥離)や光(太陽光による日ヤケ)などの劣化に強く、特別な気を使わずとも、色褪せぬまま長年お持ちいただけます。
また、最初に持っていただいた方から受け継ぐ方、そしてその次の方と、色褪せぬ絵の前でそれぞれの会話を楽しんでいただき、
家が変わらぬ安心を保てるようにとの思いから、アクリリックを選んでいます。
制作技法は古典技法をベースに、古今東西を問わず、その作品により合うものを常に選ぶようにしています。
イーゼルを使うこともあれば、床に平置きすることもあります。
アトリエ風景

作品 制作工程
※全ての画像が同一の作品の画像であるとは限りません。

